いま、明け方の空に見慣れないお客様が見えています。
宇宙の彼方から旅してきたポイマンスキー新(すい)星です。これは、ワルシャワ大学天文台のポイマンスキー氏が1月1日に発見した新彗星で、1月上半期の最初の彗星という意味の「C/2006 A1」という符号で呼ばれ、正式な名称は「C/2006 A1 (POJMANSKI)」です。
明けの明星・金星とわし座の一等星・アルタイルの近くで、ひっそりと尾をたなびかせているこの彗星を、撮影しました。
ポイマンスキー彗星は、この朝、5〜6等級の明るさ。残念ながら肉眼では見えませんでしたが、双眼鏡では小さなネギ坊主のようなかわいい姿でした。
2月下旬に太陽に最も接近したあと、すこしづつ暗くなりながら、いるか座・はくちょう座へと移動していきます。
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アストロアーツ 天文ニュース「ポイマンスキー彗星が予想以上に増光」
ポイマンスキー彗星(C/2006 A1)ギャラリー