今年の冬から晩春にかけて、宵の空に土星が見やすくなっています。
かに座は誕生日の星座としても有名ながら、暗い星が多くて見つけにくいのですが、今年は土星がよい目印です。
このかに座には「プレセペ星団」という見事な星の集まりがあります。暗い夜空では、肉眼でも小さな雲片のように見える天体です。
今年の前半の見物が、このプレセペ星団と土星の大接近です。とくに条件のよいのは2月の初旬です。土星を暗い空でよーく見てみると・・・・土星のすぐそばに、なにやらぼんやりとした小さな雲の塊のようなものがみえます。肉眼でも楽しめますが、双眼鏡ではことのほか美しい眺めとなります。
さて、土星とM44の大接近の様子を、パレットおおさきの屋上天文台で撮影してみました。
土星はこの後もかに座にとどまり、6月にふたたびM44と接近します。
3月18日(土)の星をみる会でも、望遠鏡でじっくりと観察する予定です。皆様のご来館をお待ちしています。
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