スペースシャトル「アトランティス号」が、7月12日午後6時4分(日本時間)打ち上げられます。今回は、「STS-104ミッション・7Aフライト」と呼ばれ、国際宇宙ステーション(ISS)組立てが目的です。ISS組み立てミッション全体では13回目、スペースシャトルによる組み立てとしては10回目となります。(詳細はNASDA 国際宇宙ステーションの組立フライトSTS-104(7A))を参照下さい。
今回のミッションでは、ISSで船外活動をする際の出入り口・ジョイント・エアロックをISSに取り付けることが主たる目的です。これが成功すると、今後ISSはスペースシャトルと結合していなくても、修理や組立のための船外活動ができるようになります。
12日に打ち上げられたシャトルは、順調にいけば、その後14日午前11時50分(日本時間)にISSとドッキングします。
ISSそのものは、12日の未明から8月にかけて日本でも見られるようになります。
したがって、ドッキングが解除される21日 午後 1時15分(日本時間)までは、ドッキングしたシャトルとISSが、一つの光点となって見えることになり、分離される7月21日
午後 1時から帰還する23日の朝方までの間は、シャトルとISSが並んで追い掛け合うような光景が見られるかもしれません。
シャトルがいつ見えるかは、ドッキングしているとき、またはその直前・直後であれば、ISSの予報によって知ることができます。ISSの予報は、以下のホームページで公開されています。ISSの軌道は、しばしば変更されますので、これらのサイトから観察の直前に最新の情報を得るようにしてください。
NASDAの国際宇宙ステーションの可視予報 (こちらから、各都市での予報をご覧になれます)
同ページ仙台での予報
Heavens-Above (英文)の古川での予報(Heavens-Above)
ISSの可視期間は、8月下旬までしばらく続きます。7月31日からは、いよいよ宵の時間帯でも見ることができそうです。
シャトルやISSなど人工衛星は、星空の間を点滅せずにゆっくりと動きます。人工衛星の観察のしかたについては、「人工衛星を見よう」のページをご覧下さい。
●ISSの写真
このような写真は、一眼レフカメラと三脚、レリーズがあれば簡単に撮影できます。その基本は、天体の固定撮影のしかたと同じです。「天体写真を撮ろう」のページをご覧下さい。
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