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21日未明オリオン座流星群極大

     【2000年10月17日公開】  


 

 毎年、この時期・10月10日頃から、オリオン座のある1点から流れ星が四方八方に流れて見える「オリオン座流星群」が見え始めます。
 この流星群の極大は、21〜22日にかけて。1時間あたり10個程度の流星が観察できるでしょう。今年は、下弦前の明るい月があって、暗い流星をかき消してしまいますが、比較的明るいものが多く楽しめます。

オリオン座流星群速報(10/20)

パレットおおさき・松浦が20日未明にオリオン座流星群を観測しました。

★10月20日3時時10分〜4時00分(50分間)

 1個の群流星、快晴・雲量0

★4時00分〜5時00分(60分間)

 2個の群流星、4時30分以降薄雲・45以降薄明

月明かりの影響もあって、オリオン群に属する流星は110分で3個と低調でしたが、確実に今年も活動しています。

 この流星群の「チリ」の元になっている彗星は、有名な「ハレー彗星 」です。ハレー彗星は約75.8年かけて太陽の周りをまわっている天体。前回の接近は1986年で、それから14年がたち、地球からは現在38億km以上も離れてしまっています。
 オリオン座流星群や、5月の「みずがめ座η流星群」を観測するということは、ハレー彗星(の残していったチリ)と再会できるということ。この彗星を懐かしく思いながら、ぜひ観察してみましょう。

 

   orion_meteor2_halley.jpg (10441 バイト)
  
2000年10月21日のハレー彗星の位置

orion_meteor1.jpg (26118 バイト)
10月22日午前1時頃 東の空の様子。流星群の流れ星は、空のある1点「輻射点(ふくしゃてん)」から、四方八方に流れるように見える

<お知らせ>
 パレットおおさきでは、10月21日(土)18:30〜20:30に、星をみる会を行います。
 当日の星空や季節の星座、今回話題の「オリオン座流星群」を解説する、プラネタリウム特別投映「今晩の星空」は18:40開始です。また、屋上天文台では、いま見ごろを迎えている天王星・海王星を観望します。
 曇天・雨天時は特別投映のみとなります。

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