人工衛星を見よう
 


国際宇宙ステーション(ISS)は,条件さえよければ日本各地からみることができます。
ISSの軌道や地上からの見え方は変化します。最新の情報は,下記JAXAのホームページ等をご覧ください。

ISSを観察するためのお勧めページ
JAXA宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター

国際宇宙ステーションを見よう

人工衛星の通過は,親子や家族で気軽に楽しめます。

 

●意外と多く見える人工衛星

 宵の口や朝方に星空をながめていると、時々人工衛星を目にします。現在、地球の周りにはたくさんの人工衛星またはその残骸が回っています。暗い空ですと肉眼で見える人工衛星の数は数百個、双眼鏡を使うと千個ほどの衛星が観測できるといわれています(もちろん一度に見えるわけではありません)。 

●人工衛星の大物・国際宇宙ステーション・スペースシャトルをみよう

 人工衛星の中で、最近話題となっているのが「国際宇宙ステーション(ISS)」です。
 国際宇宙ステーション(ISS)の軌道(通り道)は、赤道に対して51°程傾いており、宮城県上空も通過します。また静止衛星と違って、通過する地点も時間とともに変わっていきますので、見ごろとなる時期と見えない時期があります。国際宇宙ステーション(ISS)の場合、2週間〜1ヶ月おきに、数日〜1週間程度の観望に適する時期がやってきます。

 国際宇宙ステーション(ISS)は、1時間半で地球を一周します。もし空の真上を通過し、しかも地球の影に入らないような理想的な条件の場合、地平線から現れから再び沈んでいくまで約9分間見ることができます。しかし、たいていは空の低いところを通ったり、途中で影に入って見えなくなりますので、見える時間は数分です。




2010年6月14日の国際宇宙ステーション
2009年2月5日の国際宇宙ステーション通過と拡大像
2009年2月3日の国際宇宙ステーション通過

2009年1月17日の国際宇宙ステーション通過

 

●明るい人口衛星をみよう

24時間以内に大崎市古川から見える明るい人工衛星の一覧
http://www.heavens-above.com/より
3.5等級より明るいもの
4.0等級より明るいもの
4.5等級より明るいもの
*宮城県内でしたら,だいたい同じ条件でみることができます

国際宇宙ステーション ミッション・可視情報コーナー
1階プラネタリウム入り口掲示板にて見やすい時期の情報を提供しています。

宮城県から夕方に見やすい明るい人工衛星(ISSなど)の情報はパレットおおさきのツイッターでも紹介しています。
 

●宵の口と朝方が人工衛星の見える時間帯

 人工衛星が見やすくなる条件というのは、、宵(または朝方に)の時間にその土地の上空(近く)を通過することです。人工衛星は、太陽の光を反射して光るので、地球の影に入りこむ真夜中は見えません。また、いくら上空を通過しても、昼間や空の薄暗い夕暮れ時は見えません。
 ですから、人工衛星を見るチャンスは宵の口と朝方のそれぞれ2時間程度です。この時間帯に空の条件がよければ、数十分のうちに数個は目にすることができます。

 
●人工衛星は、どのように見えるか

 飛行機はチカチカと点滅するのに対し、人工衛星は点滅しないので見分けがつきます。
 また、地球の影に隠されるとき、すーっと暗くなって消えていくのも人工衛星の特徴です。


 人工衛星の中でも大型のものは、時に惑星並の明るさに輝くものがあります。明るい人工衛星は約30個ありますが、その中でも特に見やすいのは、

☆国際宇宙ステーション・ISS(-1〜2等)
☆中国の宇宙モジュール天宮(0等)
☆ハッブル宇宙望遠鏡(2〜3等)
☆熱帯降雨観測衛星TRMM・(2〜3等)
☆シーサット・SEASAT(2〜3等)

などです。

●感動のイリジウムフレア

 また、衛星携帯電話に利用されていたイリジウム衛星は,本体はそれほど大きくはありませんが、反射率の高いアンテナに太陽光があたったとき,数十秒間にわたって金星以上に明るく輝くことがあり,しばしば大流星やUFOと間違われます。 これを「イリジウムフレア」といいます。見える方向と時間さえわかれば,親子・家族で気軽に楽しめる現象です。

 

 

 

 

 

 

 

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